代表日記
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地域社会の問題をプログラミング解決、関市立南ヶ丘小学校

今日、南ヶ丘小学校の遠藤先生にご招待いただき、同校で開催された「発信!南っ子タイム」の見学に行ってきました。

この南っ子タイムは総合の時間に割り当てられ、 AI・ロボットを活用して今までの学びを発表するというものです。

3年生からは、総合的な学習の時間の発表なので探究学習の発表となっています。
地域で人、もの、ことに関わり、そこから、課題を見つけ今までの学習や解決の方法を駆使して(思考ツール、図書の本の活用、ネット検索、教科の学習:ローマ字入力、理科の実験、社会の資料解析などなど)解決していきます。その中に、プログラミング的思考が生かされますし、育まれます。
つまり、地域の問題を見つけ出し、解決していこう。そのツールの1つにプログラミングが位置づけされています。

次の写真は、労働不足に悩む農家の方を助けよう、をテーマに発表された様子です。
「高齢化が進み雑草をとるのも大変」
という農家さんの悩みに対し、
「ロボットにやらせよう」
という解決策を思いついたようです。
「どうやったら田んぼや畑の雑草を刈り取れるのか?」
ロボットカーを使い提案をしていました。

最後に、お世話になった方や地域の方などに学びを伝えていきます。具体的にはPowerPointなどを使い、より効果的に伝わるように工夫しています。
これが「発信!南っ子タイム」です。

発表後には、校長先生と個別に会談させていただきました。
新年度から小学校にプログラミング教育が入ってきますが、今日の発表のように総合の時間にプログラミング的要素を取り入れる学校さんが多くなるかもしれませんね。
これは既存の強化にプログラミング的要素を取り入れることの難しさを表しているのかもしれません。

さらに、今後の子供教育には、既存の教科だけでなく、「生きていく力」を身に着けされることも重要だと感じました。
私も常々後者の方が重要なのではないかと思っていたところで、この点でも校長先生と考えを共有することができました。
実は、東京でこの「生きていく力」を教える塾が人気なんです。お金の仕組み、コミュニケーションなどを教えています。多くの価値観が存在する集団の中でどう生きていけばいいのか、それを学ぶということです。

しかし岐阜では、それに対する親さんの意識が低いように感じます。
大切なことだとは思いながらも、受験に直結しないものは後回しになりがちです。
でも昨年トヨタ自動車が終身雇用を撤廃するといいました。
高校入学、大学入学、就職がゴールではない時代です。
自分で考え判断し行動しなければならない時代です。

私はプログラミング教育を入口に、この生きる力を子供たちに伝えていきたいと考えています。